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発達障害のある子の就学について 【普通級】【支援級】【通級指導教室】の メリット と デメリット

※この記事は、2019年1月25日に更新されました。

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息子は、(30年4月に入学・当初6才2ヶ月)軽度の広汎性発達障害の診断を5才3カ月で受けています。

息子の特徴は

「席に座ってられない」

「癇癪をおこす」

「いつもとちがう状況にパニックになる」

「全然話が聞けない」ではありません。

息子は、

「席に座っているけど、姿勢が悪い」

「癇癪は起こさないけど、むずかしい顔をする」

「いつもとちがう状況に固まる、フリーズする、力が抜ける」

「50パー話を聞いていない」です。

こうみると、上よりは目立たない!

簡単にいうと、
超恥ずかしがり屋さんで、緊張すると固まるタイプの子です。

まさに「普通級」と「支援級」の狭間にいる子です。

そんな軽度の発達障害を持つ子の進路は、とても迷うものがあります。

「普通級」か「支援級」かの、どちらのクラスを選べばいいのか?

ここは、すごい決断ですよね。。

「将来、子どもがどうなって欲しいか?」
「どうしたら楽しく学校へいけるのか?」
「どのクラスに入れば、息子が成長ができるのか?」

を、親が決断しなければならないからです。 

今回は、子どもが発達障害と診断されたら、どのクラスが選ぶといいか?メリット、デメリットなどもまとめました。

小学校の就学について 「普通級」?「支援級」?「通級」?

はじめに(息子の就学について)

息子は2018年4月に普通級(通常の学級)の一年生で入学しました。

私達は、今の息子には「集団で学んでいく事が何よりも大切」だと決断に至りました。
一筋縄ではいかないことも多いですが、私達は後悔はしていません。
一番は、息子本人が「みんなと一緒のクラスでよかった。」と言っています。

しかし、これからが「スタート」なのです。

発達障害は、「個性」と言われています。

「一風変わった子」「勢いがある元気な子」「行動派」プラス面は「個性」で良いかもしれない。

でも「ダラダラしてる」

「姿勢が悪い」

「気が散りやすい」

「皆んなと違うことをする(悪い方での)」マイナス面を「個性」で済ませられては、たまりません。

 
では、その「個性」をいかに素晴らしいものにしていくのか?

それが、今後の私の目標になっています。

今回は、小学校の就学について「実際に私が悩み、感じて決断したこと」を下にまとめました。 

普通級(通常学級)の「メリット」と「デメリット」

普通級(通常の学級)とは? 小学校でいう普通のクラス。

定型発達(発達障害がない子)の子が通う通常の学級です。
きっと、社会はこの「普通級」とイコールだと思います。

息子のようなタイプ(手帳の取れない子)は将来、この世界で生きていくことになります。 

「普通級」のメリットは?

  • 集団生活で学べることが多い。
  • みんなと教科書に沿って、授業を受けることができる。
  • 集団でいる事で競争し合い、伸びる。
  • 生のコミュニケーションが取れる。
  • 友達がたくさんできる。
  • 合理的配慮が受けられる(その子に合うやり方を要求できる。視覚支援など)
  • 通常の学級に在籍しながら、苦手な部分に応じた指導を受けられる(通級指導教室)

「普通級」のデメリットは?

  • 一斉に授業を進めるので、勉強がわからなくても授業は進んでいく。
  • 最大で一年生は30〜35人(地域によって違う)が教室にいるので、指示が入りにくい。
  • 「皆んなと同じように」を求められるので、本人の負担になるかもしれない。
  • 皆と比べて、自分はできないんだと「自己肯定感」がさがる。
  • 急な変更はしょっちゅうある。
  • 「コミュニケーションの苦手さ」から、友達とのトラブルが起こしやすい。
  • 仲間外れ、孤立する可能性がある。
  • イジメの問題など。 

 

支援級(特別支援学級)の「メリット」と「デメリット」

支援級(特別支援学級)とは?  障害の程度が比較的軽度ではあるが、普通級では学習の成果を十分に上げることが難しい生徒を対象として、一人ひとりに合わせて指導していきます。

発達障害がある子でも、「知的障害がある子」や「情緒面で不安がある子」など、さまざまです。
地域の学校にもよりますが、「知的クラス」と「情緒クラス」が分かれていたりと、いくつものクラス編成がある学校もあります。

「支援級」のメリットは?

  • 1クラス、最大8人くらいでゆったりと学べる。
  • 特性に配慮したクラス編成がある。
  • 個別(個人塾のような環境)で学習ができるので、普通級では学習についていけなくても、支援級にいることで勉強が分かるようになる。
  • 学習の苦手を繰り返しわかるまで丁寧に教えてくれる。
  • 静かで、落ち着いた環境で学習ができる。
  • 発達障害の専門の知識がある先生が担任をしてくれる。
  • 障害に対する理解があるので、安心感が得られる。
  • 交流級(普通級のクラス)で学ぶこともでき、容易に「支援級」と「普通級」を行き来できる。

「支援級」のデメリットは?

  • 普通級との授業の進みの差があるため、普通級の復帰が難しいことがある。
  • 学習量が少ない。
  • 教科書はやらずに、プリントばかりを永遠とやらされる。
  • 地域の学校によっては、「交流級」(普通級)へいく機会がなかなかない。
  • コミュニケーションを全然学ばない。
  • 発達障害の専門の知識がない。(普通級の担任では務まらなくて、支援級の担任に回された先生が担任になる。我が校の支援の若僧の先生は、いつも生徒に怒鳴り散らしています。支援級の先生は教員免許があればなれます。)
  • 「知的クラス」・「情緒クラス」が合同で1クラスになっている。(まさしく息子の小学校は分かれていません。) 

通級(通級指導教室)の「メリット」と「デメリット」は?

通級(通級指導教室)とは?  普通級に在籍の発達障害のある子や発達グレーの子が通うことができる教室です。

地域の学校によって、「通級指導教室」が設置されている学校と設置されていない学校があります。

「通級指導教室」をお考えの方は、事前に学校に聞いておくことをおすすめします。

「通級」のメリットは?

  • 発達障害のある比較的軽度の障害がある生徒に対して、個々の状況に合わせた特別な指導が受けれる教室。
  • 指導は、学校の時間内で行う。
  • 学校内の通級指導教室で受けることができるので送迎いらず。

「通級」のデメリットは?

  • 通級指導教室で受けられる時間が少ない。(週に1時間程度、地域の小学校で違うので確認してくださいね。)
  • 学校内に通級指導教室が設置されていない場合は、通級が設置されている近くの小学校へ送迎しなければならない。

 

さいごに  【普通級】を選んだ理由

息子は「普通級」「支援級」「通級指導教室」のメリット、デメリットを踏まえた上で「普通級」を選択することにしました。
最大の決め手は、集団生活を学ばせたかった。

そして、本人の意思の尊重。
「通級指導教室」も考えましたが、息子の小学校は「通級指導教室」の設置がないため断念しました。
「普通級」で頑張るためには、クラスの担任の先生と定期的に話し合いを設けることが良いと思っています。

わが家の場合は、連絡帳でやり取りをすることがスムーズで、電話でお話することもあります。
そして、息子へは、合理的配慮をしてもらうことになりました。↓↓

【合理的配慮の実例はこちらから】

息子の場合は、席を前の方にしてもらい、先生の目のつく場所の席にしてもらっています。

息子の通う「支援級」は「知的クラス」と「情緒クラス」が合同で交流級が少ないことにデメリットを感じました。

「支援級」を選択した場合は就学中に「普通級」に戻れることは、ごく稀です。
ですから、「支援級」の選択は、慎重にしなければいけないところでした。(これも地域の学校によりけり)
そして、学習に関しては、今のところ「家庭学習」で補っています。
私が、毎日ノートをチェックしているので、「つまずいているな?!」と、思ったところはフォローしています。
今後、学習の困難が感じられるようであれば、個人塾へ通うなどして、苦手な学習を補うことも考えています。
そして、情緒面でのフォローが必要な場合は、近くの小学校の「通級指導教室」へ通うことも視野に入ります。

これらをもとに、息子の就学先を決めました。

たくさん悩み、迷い、決断したことは、例え失敗したとしても後悔がないんです。

これからもいくつもの壁を乗りこえなければいけない。

どんな時でも、じっくり考え、悩み、後悔のないようにしていきたいです!

小学校へあがると、今までの遊びが学びの幼児から、一気に学習が本格的になります。

発達障害の息子の学習法には、かなり苦戦しました。
↓こちらの記事は、発達障害の子にもおすすめな学習方法になっています。

www.kodomo-hatsuiku.com 

 

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